3月7日(日)、チリ大地震による津波で深刻な漁業被害が発生した宮城県気仙沼市を視察しました。党宮城県本部の県議・市議らを加えた視察団は、船上から気仙沼湾の養殖被害を調査し、関係者から被害状況を聞きました。
気仙沼湾では、今回の津波でホタテやカキ、ワカメなどの養殖施設が壊滅的な被害を受けていました。視察団は、県漁業協同組合気仙沼総合支所を訪ね、松本洋一支所長らから被害状況を聴取。「復旧できた施設は1割程度。ホタテやワカメなどは収穫期のため、大打撃だ」との窮状を聞くとともに、(1)激甚災害の指定(2)損壊した養殖施設の回収処理への支援――などの要望を受けました。
この後、漁船に乗り込み、海上に散乱した養殖施設や、漁業者らによる回収作業を約1時間にわたって視察。さらに、市内で漁業者との懇談会に参加し、生の声を聞きました。津波でカキが全滅したという漁業者からは「カキの養殖には最低2年かかる。その間の生活はどうすればよいのか、とても不安だ」との声が悲痛な声があがりました。
私は「激甚災害指定の弾力的な運用や、生活再建のための貸付金制度の拡充など、救済策を政府に訴えていく」と全力で対策に取り組むことを約束しました。