森林再生へ宮城県大和町を現地視察


 10月21日(日)、荒廃したままの森林の実態を見てほしいとの要請を受け、宮城県大和町を訪問しました。現地の黒川森林組合・文屋泰彦総務課長らの案内で、同町宮床の民有林の伐採跡地を現地視察し、地元の林業関係者と意見交換を行いました。この視察調査には、石橋信勝、小野寺初正、伊藤和博の各県議、鎌田城行仙台市議、三橋正頴大和町議らも参加しました。

 

 大和町は、仙台市の北20kmに位置する自然豊かな町で、町の72.6%を占める森林地帯は周辺自治体の水道水源地となっています。現地視察をした伐採跡地は、4年前から今年春まで伐採作業が行われていた民有林で、樹齢200年ほどのスギ・ヒノキが約200ヘクタールにわたって切り出されましたが、その跡に再び植林されることはなく、荒地のままになっていました。こうした植林されない伐採跡地の影響で山の保水機能が低下し、①雨が降ると吉田川水系の川の水位が短時間で上がるようになった ②平常時の供給水量が低下し、農業用水の不足がおきている等の現象が出てきているとの事でした。

 

 視察後、同町宮床基幹集落センターで、大崎森林組合の猪俣栄幸組合長、宮城中央森林組合の赤間長男組合長らも交えた森林再生懇談会を行い、森林行政について意見交換をしました。席上、佐藤組合長は、森林荒廃の影響として「流域の洪水」や「海の汚れ」、「地球温暖化」を指摘。植林が進まない要因については、費用負担が大きいことを挙げ、民有林伐採後の再造林に国、県がもっと関心を持って援助してほしい旨の要望が出されました。

 これに対し私は、森林の多面的な機能に理解を閉め示した上で、「林業が業として成り立つよう作業林道の整備や植林への援助などの施策が必要だ」と述べ、今後、国、県と連携を取って森林再生に取り組んでいくことを約しました。






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